写真の説明:認知症プライマリケアに長年思いを傾け、在宅医としてそれを実践されてきた平原佐斗司先生(在宅医療連合学会会長)が編者のひとりとして関与されています。認知症を的確に診断し、そのステージごとに適した介入をすることが提唱されています。また、認知症は診断を受けてからすぐに緩和ケアの対象であるという平原先生のお考えが色濃く反映され、ACPに多くのページが割かれているのが特徴です。GCI芍薬訪問看護でも、この書籍から学びながら認知症の在宅ホスピス緩和ケアを実践しています。
目次
「これからの透析クリニックの経営戦略~血液透析患者減少への対応策としての腹膜透析と在宅終末期ケア」(2026年2月14日(土)開催)セミナー開催後アンケート
1994年血液透析クリニックとして開業したが、人口高齢化という大きな外部経営環境の変化に対応し腹膜透析と腎臓リハビリを開始。現在はさらに、地域の中核病院、在宅医、訪問看護、ケアマネと連携し、血液透析から腹膜透析に転換したケースも含め腹膜透析在宅看取りも先駆的に実践している。
参加者の皆さまから頂戴したアンケート結果を一部抜粋してご紹介します。
「今回の講演をお聞きになって自組織でPDを開始したいと思いましたか?」という質問に対して「はい」(※)とお答えになった方の記述:
- 当院だけでは困難ではあるが近隣の訪問看護ステーションに依頼したい。
- HDの限界を迎えた患者さんの在宅療養を支えたい。QOLを維持したい。
- 患者の減少、診療報酬の改定に伴い収益の減少は容易に想像される。PDを開始する事で、失われる収益を最小化する事が重要だという言葉が印象的でした。
- 現在もPDをおこなっているが、PD選択者が増えないので、あらためて説明する側もPDの良さをアピールしていきたい。
- 慢性疾患に伴う臓器不全は自宅での緩和が進まないことが多いです。PDを積極的にすすめることで腎不全緩和が進めば良いと考えています。
※「いいえ」と回答した方はいらっしゃいませんでした。
「セミナー全体の感想をお聞かせ下さい」という質問に対する記述:
- 高齢者、多死社会の中の質のある今後の在宅医療が必要と痛感している。
- 自院で完結しなくてもいいというお言葉で、PD開始への希望が持てました。
- 診療報酬交えながらの現状の理解、改訂の学びが出来た。今後の高齢者社会等踏まえてのPDの導入が進むこと期待したい。腎不全の緩和ケアも患者様の苦痛緩和の質の向上になる事も期待したい。
- 実臨床での課題も含めて、今後知るべきことが今回のセミナーで非常に勉強になりました。
- 他では聞く事のできない踏み込んだ内容だったと感じました。
GCI芍薬訪問看護の代表である私は、会計事務所系のヘルスケア特化型経営コンサルティング会社で勤務した経験や、米国の在宅ホスピスと経営大学院で学んだ知識・経験を活かし、また、当セミナーの講師として神奈川県の地域医療に多大な貢献をして下さった今村克郎先生から継続してアドバイスを頂戴しながら、現在HD事業に特化している透析クリニック様のPD新規事業開発をご支援致します。透析クリニックの皆さまと一緒に、腎不全患者さんが住み慣れた地域で人生の最期までその方らしく暮らし続けられる社会を作っていきたいと思います。PD事業についてご関心のある透析クリニック様は下記までご連絡下さい。
㈱GCI 代表取締役 鈴木直美(MBA/MHSA/公認会計士)
本社代表電話:050-6861-0777
当セミナーは録画配信で3月20日までご覧頂けます。視聴後アンケートにお答え頂くと、全発表スライドをダウンロードして頂けます。
Web版のご案内はこちらです:https://sites.google.com/view/gci20260221/
神奈川県医師会 在宅医療トレーニングセンター主催「在宅腹膜透析セミナー」(2026年2月17日(火)開催)開催後アンケート
腹膜透析(PD)は在宅で暮らす高齢患者に多くの利点があることから、神奈川県医師会在宅医療トレーニングセンターの関心を集め、GCI芍薬訪問看護に腹膜透析訪問看護の実践に関するセミナー講師の依頼がありました。当セミナーでは、連携先であるコジマ内科クリニック(https://www.kojima-naika.com/)小島茂樹院長による腹膜透析の解説とともに、GCI芍薬訪問看護が在宅・施設入所中の腹膜透析患者への訪問看護事例を紹介し、実際の支援の様子を共有しました。(詳細は前月のブログをご参照下さい)
参加者の皆さまから頂戴したアンケート結果を一部抜粋してご紹介します。
- 腹膜透析を開始するのに、思っていたよりも導入しやすいということが印象に残りました。
- 今後広がっていくことで患者さんの生活面の満足度が高まると思いました。
- 施設入所中でも各所に働きかけをされてPDが継続できたというのが印象的でした。
- どうしても第一選択が血液透析という頭になってしまいがちで、腹膜透析の知識を多くの人が知っていければ今後の生活の新しい選択肢になり得るのだと思った。
- 小島先生のお話がとてもよくわかりやすかったです。看護師がみるポイントと、ケアの内容も分かりました。
- 小島先生のように、全体の地図が描けるような講義がありがたいです。
- 宇田さんが、いつもの訪問看護でやっていることと大きく変わらないと言うのが、しっくりと理解できました。生活を理解し予防的関わりを定期的に続けていく大切さだと思います。そして、ACP支援。依頼があれば、ぜひお引き受けしたいです。
当セミナーを通じて、看護師を中心とした在宅医療・ケアに従事している専門職の方々と腹膜透析の有用性と可能性を共有できました。このような貴重な機会を提供して下さった神奈川県医師会在宅医療トレーニングセンターの皆さまに深く感謝申し上げます。
GCI芍薬訪問看護は今後も腎不全ホスピス緩和ケアの一貫として、腹膜透析の在宅での普及活動を積極的に推進していきす。
NPO法人ミシガンネット公開講座「ミシガンネット多職種協働事例検討会~認知症の人への訪問看護支援」(2月7日(土)開催後アンケート)
GCI芍薬訪問看護は、認知症のケースへの訪問看護を在宅ホスピス緩和ケアととらえています。認知症は完治しない病気である為、診断時から緩和ケアを開始すべきだからです。2026年2月7日(土)に、代表が監事を務めるNPO法人ミシガンネットでGCI芍薬訪問看護の認知症ケースについて多職種検討会を実施しました。(詳細は先月のブログをご参照下さい)
事例検討会に提出したケースについてGCI芍薬の当初の問題意識は、認知症が進行すると在宅療養が困難になりご本人が望まない施設入所を選択せざると得ないということでした。
参加者の皆さま(認知症に造詣の深い在宅医、大学教授、認知症看護・ケアに従事している看護師、ソーシャルワーカーなど)からのアドバイスは、早期診断と早期介入開始によって認知症の進行を緩やかにするということでした。
こうすることでご本人・ご家族の準備期間も確保でき、ご本人が望まない施設入所を回避し在宅看取りも可能になるかもしれない・・・と思わせてくれる、GCI芍薬訪問看護の底力に働きかけるアドバイスを頂戴しました。また、地域と協力しながら、地域づくりの一貫として認知症訪問看護に取り組んでいこうという新たな視点や意識を持つこともできました。
当日の参加者の皆さまから頂戴したアンケート結果(感想)を一部抜粋してご紹介します。
- 認知症が深まる前に訪問看護の導入が大切だと、以前から言われておりました。単価の高い訪問看護よりも、連日の見守り、服薬管理でのヘルパーさんの調整に重きを置くケアマネさんが多いことや、ADLのいい認知症の方に訪問看護師が行う、こうした目には見えにくい支援を、何もやってもらえないと捉える家族もいるのが実情かと思います。
- 早期介入、早期マネジメントは、看護師だけでなく、地域の力を付けていくこと、地域力を高めることが鍵になるのではないかと思いました。深い学びの機会を下さり、ありがとうございました。
- とても、親切な訪問看護ステーションだと感じました。良いステーションや看護師さんと連携できると良いと思いました。定期的に、早い段階での啓蒙活動の必要性を再確認いたしました。
- 認知症の人へ訪問看護の早期支援の大切さは、現在クリニックの患者様でも実感しています。今日のご発表で関さんが認知症が進行されたご利用者さんへ精一杯の努力で誠実に取り組まれた姿勢が大変すばらしいと思いました。
- 心身機能が低下した認知症高齢者や介護家族の方々のケアとして、模範になるような事例でした。貴訪問看護ステーションのような事業所が、全国どこでもあるようにと願わずにいられませんでした。早期対応、予防的ケアは、身近な地域での地域包括ケアシステムの形成とも関わってきます。「自分の地域は自分で創る」をモットーに長期間取り組むと、だんだんと願った形になってきます。長距離走のように、あせらず長くつづけてください。
ご利用者の希望を叶えることができなかったケースの発表であったにもかかわらず、うまくできた部分を客観的にご評価頂き、また「地域を巻き込み一体で認知症ケアに長期的に取り組む」というより大きなビジョンを描くこともできました。このような貴重な機会を提供して下さったミシガンネットの理事の皆さまと当日の参加者の皆さまに深く感謝申し上げます。